念願の二世帯リフォーム – 3年前兄が結婚し、昨年子供が生まれた。
それがきっかけで、うちにも二世帯リフォームの話が出た。
子育てが大変で、兄嫁が苦戦しているらしい。
子供の為に。両親の老後の為に。理由はいろいろだが、私は家がきれいになることには大賛成していた。
きれいな部屋で新しい生活。インテリアを買い替えて。。。
いろいろ楽しい妄想が広がり、わくわくしていた。

しかし、二世帯リフォームで話を進めるとの話をされた。
母が言うには「あなたはいずれ嫁に出ていくのだから、自立し一人暮らしを始めなさい」とのこと。
しかし実際は私の部屋の代わりに子供部屋を作るということだった。
始めは納得いかなかったが、家族の為一人暮らしを始めることにした。
それでも初めての一人暮らしは楽しかったが、ふとした瞬間寂しくなり
家族の温かさや大切さを思い知らされた。
私が出て行った後、家は取り壊されリフォーム開始。そして家はきれいになり二世帯リフォームは大成功。
しかし実家から思い出や自分の匂いがなくなると、実家に帰っても落ち着かず、寂しさが押し寄せた。

二世帯リフォームで得られたのは、新しい生活と新しい家族の形。
二世帯リフォームで失ったものは、思い出の詰まった光景と私の居場所。
寂しい思いはしたが、今では甥っ子の元気に走りまわる音や家族が楽しく笑う声にあふれている。
家族の形は変わったが家族の絆は前と変わらず続いている。
それは家のように古くなったり、新しくなったりはしない永遠のものです。
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Dale Gilbert
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